巻き爪になると、爪が食い込んで、痛みを感じたり、化膿したりというイメージがあると思います。
もちろんそのような症状が一番多く見られます。
しかし、巻き爪により、「しびれ」 を感じることもあるようなのです。
ここでは、この巻き爪のしびれについて見ていきたいと思います。
しびれとは
しびれとは、血液の流れが悪くなったり、骨とその周りの組織が老化したことにより、神経が圧迫された時におこる、神経症状の一つと言われています。
長時間正座をした後に起こる足のしびれは、どなたでも経験があると思います。
そのメカニズムを見てみましょう。
正座によって足が圧迫されることにより、血流が滞ります。
血流が滞ると、足の先にある末梢細胞が異常と判断して信号を脳へ伝えます。
そして脳はこの信号を「しびれ」として認識して発信するため、足がしびれるんだそうです。
このような足のしびれは、一時的なものであり、時間がたつと自然に消えていきます。
巻き爪のしびれ
巻き爪の場合、巻き爪が皮膚に刺さり、神経を圧迫してしまうことにより、しびれが起きるとされています。
巻き爪の指の部分に、腫れたようなしびれた感覚があるようです。
しびれを感じる巻き爪は、巻き具合が進行していて、深く食い込んでいるケースが多いです。
巻き爪の痛みの他にしびれを感じるまでになってしまったら、かなり重度であると思ったほうが良さそうです。
自宅で巻き爪をケアすることにより、効果が出る場合もありますが、改善が見られない時には、皮膚科などの病院で診察を受けることをおすすめします。
きちんと巻き爪を治すことにより、しびれの症状や痛みもなくなるでしょう。
巻き爪以外のしびれの場合
足のしびれは、重大な病気のサインと言われています。
長時間正座などをしていた後の足のしびれや、筋肉を使ったことによる疲労のしびれについては、一時的なしびれです。
時間が経つと自然にいくので心配することはないようです。
巻き爪の症状が軽減されたのにも関わらず、しびれが残っている時などは、他の病気の可能性も疑ってみてください。
以下のような病気の可能性が考えられるようです。
- 糖尿病
- 高血圧症
- 脳梗塞
- 脳出血
- 坐骨神経痛
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
特に、日本において、糖尿病が強く疑われる人の割合は、男性19.5%、女性9.2%と非常に高くなっています。
そして、糖尿病の代表的な症状の一つが足のしびれです。
そのサインを見逃すことのないように注意したいですね。
以上、巻き爪としびれの関係についてご紹介していきました。
巻き爪で一番多い症状は痛みですが、まれにしびれの症状が出る方もいるようです。
しかし、注意したいのが、そのしびれは、巻き爪によるものなのか、他の病気によるものなのかということです。
自己判断が難しいものでもありますので、病院で診てもらうのが良いでしょう。

巻き爪ケアにティップケアオイル (解説記事)
爪は肌と同じ様にケアする事が大切。保湿され健康状態の良い爪は巻き爪の影響を受けにくいという報告も。ティップケアオイルは、足先に潤おいを与えるのに適した保湿オイルです。その魅力について徹底的に解析をしています。